ネイリスト彩花先生のプロフィール

 

 

こんにちは。ナビゲーターの美春です。このページでは、当サイトを監修していただいている、彩花先生の体験談をご紹介します。

 

イラストだけだと信じにくいかもしれませんが、彩花先生は実際にプロネイリストとしてご活躍されている「実在の人物」です。


 

彩花先生のプロフィール&体験談

 

こんにちは。こちらのサイトの監修を担当させていただきましたネイリストの彩花(仮名)です。このページでは、私がネイリストになろうと思ったときのことや、これまでの数々の経験についてお話しさせていただきます。少し長くなりますが、もしよかったら読んでみてください。

 

 

私が「ネイリスト」という仕事があることを知ったのは15歳のとき、中学を卒業してすぐに入学した美容専門学校での授業です。


 

美容学校の授業の一環でネイルの講義を受け、「JNEC主催ネイリスト検定3級」を受験しました。しっかりと検定対策を受けて挑んだ試験は、思いのほか上手くいき、一回で合格することができました。

 

けどこのときは、まだネイリストになるという想いはなく、自分は絶対に美容師になるのだと思っていました。その後若さゆえか、忍耐力もなかった私は通って1年半で美容学校を退学しました。

 

美容学校を中退した私に残ったものは、なんとなく言われるままに取ったネイリスト3級の資格のみです。今思えばネイリスト3級という資格は、あまり仕事の役に立つものではありません。それでも今まで勉強や資格とは無縁だった自分には、唯一の資格だったのです。

 

見よう見まねでネイルサロンを開業したのですが・・・

 

それから時はたち、美容とはほど遠い仕事をいくつか経験しながら年を重ね、22歳のとき、結婚と出産を経験しました。そこでネイリストのママ友と出会います。子育てをしながら、自宅でネイルサロンを営むママ友を見て、「私もやりたい!」そう思いました。私がネイリストを目指した瞬間です。

 

子育てをしながら寝かしつけてはネイルの勉強。いろんなサイトや動画を見ながら必死に勉強したり、ママ友のネイルサロンで技術を教わったりしました。「ネイルって楽しい!」その想いしかなく、しばらくして自分の家でもネイルサロンとしてやり始めました。

 

今思えば、資格は3級しかもっておらず、そこに少しの浅い知識をいれただけの私が人さまの爪をお金をもらってやっていいわけがありません。

 

 

セルフネイラーとしてネイルを楽しむことと、ネイリストとしてお金をもらってネイルをすることの違いが、当時の私には分かっていませんでした。


 

ある日、自宅のネイルサロンに来たお客様の爪にのっていたジェルをオフしたときのこと。爪が今までに見たことのない色をしていたのです。本来ピンク色であるはずのネイルベットが、深い緑色をしていました。私はもちろんのこと、これにはお客様もびっくり。「これって何ですか?!」そう聞かれたとき、私はその原因が分かりませんでした。

 

もちろん今ならわかります。これは「グリーンネイル」という爪の病気です。原因は爪に菌が繁殖してしまったことによる「カビ」です。これは、ジェルネイルやアクリルスカルプをするうえでネイリストが最も気をつけなくてはいけない「爪の疾患」です。ネイリストがその正しい知識をもって、お客様にも日々のメンテナンスを伝えてあげないことで起こるトラブルです。

 

当時の私はそのお客様に「ぶつけたりしてしまったんですかね??」ととんでもなく検討違いの返答をしました。そしてその上にジェルをまた塗ったのです。

 

多少の知識がある人ならそれがどんなに駄目なことなのか、察しがつくと思いますが、万が一グリーンネイルになってしまったら、とにかくジェルネイルを除去し、消毒をしなくてはいけません。それも軽度の場合は自宅で様子を見ますが、重度の場合は「皮膚科へ行かなくてはいけないような問題」です。皮膚科に行けば、爪を全て剥がす治療を行ったりもするそうなのです。

 

お客様からお金をもらう「ネイリスト」と名乗るのであれば、爪のプロでなくてはいけない。それは、可愛いアートができるだけではなくて、爪のコンディションを見極めて判断して、お客様に提案ができるということ。

 

技術だけでなく、知識もすべて兼ね備えたうえで「ネイリスト」である。

 

そんな簡単なことが分かるまでに、私はとても長い時間かかりました。目に見えるアートだけを練習して勉強して、爪のことなんて考えていない。それがお金を払って来ていただいているお客様にとってどのくらい失礼なことなのか。

 

グリーンネイルのことをインターネットで調べた後、お客様には心から謝罪し、皮膚科で診てもらうようにお願いしました。そして私は、ネイルスクールに通い1から勉強することを決意したのです。

 

 

彩花先生にそんな時代があったなんてビックリです。でも、そんな失敗を経験したことが、現在の知識や技術力につながってるわけですね。


 

ネイルスクールで基礎からみっちり学びました

 

ネイルスクールに通うということは、自分が「生徒になる」ということ。それには、時間もお金もかかってしまいます。子供もいて家庭がある私が、数百万かけて勉強をし直すという決断は、家族の後押しがなければできませんでした。

 

ネイルスクールとひとことで言っても、とてもたくさんのスクールが存在します。超有名なネイリストがやっている大きなスクールから、個人がやっているスクールまで、レッスン内容や費用はさまざまです。

 

資料を取り寄せて調べたり、見学や説明会に行ってみたところ、数百万円のスクール代をローン会社を通して分割で支払うところが多くありました。ですが、「物を買う」のではなく「技術を習う」のに対して、先払いでローンを組んでしまう方法がどうしても嫌だった私は、1回のレッスンに対して1回支払う方式を取り入れているスクールに入校することにしました。

 

また、ネイルの勉強をただするだけでじゃなく、「ネイリスト検定の資格」も取りたかった私は、検定に対しての情報量などを考え認定校にしたかったので、そのスクールが「JNAの認定校」であることも、私が入学する決め手になったところでもあります。

 

ネイルスクールに入学してからは、毎日がネイル漬け。3級を持っていた私は、2級の資格を取得するための勉強をしました。

 

 

2級の内容はネイルケア、ポリッシュ、アート、チップラップです。どれも未経験の技術ではなく、今までのサロンワークでも行ってきた内容だったので、当然「できる」と思いこんでいました。

 

ですが、講師の説明を聞き私の知識がどのぐらい浅かったのかを思い知らされてしまいました・・・


 

ネイルの技術は簡単ではありません。座学も含め、2級取得までにかかった時間やお金は当初の予定を大幅にオーバーしてしまいました。スクールに入って約半年、練習の材料費やモデルの謝礼など、すべて含めると車が買えるほどの額をかけて2級を取得しました。

 

スクールに通っていて「つらかったこと」

 

そして、勉強すればするほど今までの自分がどのくらい素人だったのかを思い知らされ、いかにネイルの知識が必要なのかを再認識しながら、1級の検定を受験するべく新しい授業がはじまりました。

 

1級の検定はアクリルスカルプチュアがメインの授業です。1級に合格するまでに1年かかりました。1度目の挑戦は不合格で、2度目での合格でした。

 

ネイリスト技能検定1級認定証

 

その間、ネイルを辞めようと思うことはありませんでしたが、つらいことはいろいろありました。

 

【つらかったこと1】家庭との折り合い

 

ひとつは家庭との折り合いです。検定が近づくにつれて頭の中はネイルのことでいっぱいになるのに、家庭のこともしなくてはいけません。結局、練習をするのは子供を学校に送り出してから帰って来るまでの間と、子供が寝た後。検定の期間は自分の時間は全てネイルのためだけに費やしました。

 

「家族のサポートが無ければ今までネイルをやってこれなかった」という感謝の気持ちよりも、「ぜったいに検定に合格したい、練習しなくちゃ」という焦りから、何度も何度も家族と衝突しました。当時の私は、精神的に全く余裕がなくて、頭の中がいっぱいいっぱいでした。

 

 

当時の彩花先生の気持ち、なんとなく分かるような気がします。ネイリスト検定1級は、合格率が30%に満たない難しい試験ですし、本当に甘いものではないんだなと思います。


 

【つらかったこと2】技術が思ったように向上しない

 

そしてもうひとつは技術の向上が思うようにいかなかったこと。何度も書きましたが、ネイルの技術は簡単なものではないのです。講師の授業を受けながら、何度も何度も同じことを練習しても思うようにできなくて、「自分には向いていないのではないか」と落ち込むこともありました。

 

スクールに通っていて「うれしかったこと」

 

・・・と、ネガティブなことをいろいろ書いてしまいましたので、もしかするとあなたの「ネイリストになりたい!」と思う気持ちを半減させてしまったかもしれません。ですが、もちろん、「大変なこと」の倍以上に「うれしいこと」もたくさんありました。

 

【うれしかったこと1】大切な仲間との出会い

 

ひとつは仲間との出会いです。結婚して地元を離れている私は、子供を産んでからも友人と呼べる人が少なかったと思います。それがネイルスクールに行きだしたから、たくさんのネイル仲間ができました。楽しいことばかりではない検定合格までの時期を、同じ悩みを共有しながら励まし合える仲間たちは本当に心の支えになりました。

 

 

卒業した今でも、ネイルの話や今後の夢について語り合える仲間たちとのつながりはなによりも大切なものになっています。スクールの恩師も同じく、卒業してからも私の活動を温かく見守ってくださり、ときにはアドバイスを仰いだりしています。


 

【うれしかったこと2】ネイルの技術に自信がついた

 

そしてもうひとつはネイル技術の向上とそれに伴う自分の自信。ネイルの技術向上に終わりはありませんが、それでも無知なころの自分に比べたら、真摯(しんし)にネイルに向き合い練習したことによる実力の向上は、「こんなに頑張って勉強した」という大きな自信につながりました。

 

習い事にしても、何かの目標にしても、今まで何をやっても続かなかった私ですが、「ひとつの目標をやり遂げることができた」という事実によって、自分の中の大きな「誇り」になりました。

 

「爪のことならお任せください」と言えるようになりました!

 

ネイリスト検定に合格するまでに、思っていたよりも時間がかかってしまいましたし、お金もかかってしまいました。ですが、ひとつだけ言えることは「ものすごく大変だったけど、絶対に頑張ってよかったと思う」ということです。

 

 

私はもともとが器用なタイプではけっしてありません。人一倍覚えが遅いですし、不器用だと思います。それでもあきらめなければ絶対にネイルの技術は習得できます。

 

ネイリストに必要なことは、「器用で絵が上手いこと」ではなく「ネイルが大好きで、爪のことを勉強しようと思える人」だと思います。


 

今では、自分のように「技術が伸び悩んでいるネイリストに技術を教えたい!」という気持ちが強くなり、美容学校でネイル科の講師をしながら、自宅でもサロンとスクールを行うようになりました。

 

昔と同じ自宅サロンではありますが、中身は全く違います。胸を張って「爪のことならお任せください」と言えるネイリストになりました。それは、あのとき自分の無力さに気づかせてくれたお客様と、その後たくさんのサポートをしてくれた家族と友人、恩師のおかげです。

 

aceジェルなど有名なジェルメーカーエデュケーターも取得し、「知識を持ったネイリスト」を少しでも多く育てたいというのが今の目標です。

 

aceジェルエデュケーター認定証

 

ネイリストになりたいけど迷っている方、多いと思います。だけどなりたいのなら、一歩踏み出してみてほしいです。ネイルが好きという気持ちがあれば、それだけでネイリストに向いているということだからです。あとはそこに技術を学び知識を身につけるだけです。

 

ネイリストはただ爪に色を塗ったりアートをするだけの仕事ではありません。目の前にいるお客様の爪を、自分が持てる限りの知識を使い健康に保ちながら安全に可愛いネイルを施術するのです。私たちネイリストは常に「お客様の爪の責任者」でなくてはいけないと思ってます。

 

年齢や性格や天性のものは一切関係ありません。ネイリストになる努力が最後までできる人は絶対にネイリストになれるのです。

 

 

彩花先生の体験談をお聞きして、とても参考になりました。将来は私も、彩花先生みたいにサロンを開業したり、スクール講師としても活躍していきたいです。そのためにも、しっかり勉強して、技術力も磨いていかなくちゃですね!