【ネイル基礎講座6】グリーンネイルのお客様への対処法

 

プロネイリストとしてグリーンネイルにどう対処するか?

 

お客様のネイルをオフしたときに、グリーンネイルの症状に気づくことがあります。このようなときに、プロのネイリストとしてどのように対処すればいいでしょうか?

 

※ネイリストを目指して勉強中の方は、自分がその現場にいることをイメージしながら考えてみてください。

 

お客様との信頼関係を深めるチャンス

 

グリーンネイルのような困った状況で、もし対処のしかたを間違えるとどうなるでしょう? おそらく、お客様との信頼関係が崩れてしまいますよね。そうなると、二度とあなたのネイルサロンに来てくれなくなるでしょうし、SNS等でネガティブな拡散をされてしまう危険性もあります。

 

逆に、適切な対応ができれば、お客様に感謝されるかもしれませんし、お互いの信頼関係がより強くなるかもしれません。SNS等でポジティブな口コミが広まって、お客様が増える可能性だってあります。

 

 

グリーンネイルの症状を目の当たりにしたお客様は、ビックリして不安になってしまいます。そんなときに、プロのネイリストとして適切な対応ができると、お客様も安心できますし、お互いの信頼関係が深まります。


 

ということで、ネイル基礎講座 第6回では、お客様にグリーンネイルの症状が出ているときに、ネイリストとしてどのように対処すればいいか学んでいきます。実際の現場であたふたしなくてすむように、ここでしっかりイメージトレーニングしてみてください。

 

【1】爪を覆っているものをしっかり除去

 

お客様の爪にグリーンネイルの症状が見られたら、ジェルやスカルプなど、爪を覆っているものをとにかく外してしまいましょう。そして、消毒したら、その後1〜2週間はネイルなしで生活するようにお客様にアドバイスしてください。

 

お医者さんはネイルをオフできない

 

グリーンネイルは基本的に自然治癒しません。お医者さんに診察してもらって、適切なお薬を処方してもらう必要があります。ジェルやスカルプなど、爪に何ものっていない状態でお医者さんに行けば、適切な治療を受けることができます。

 

ちなみに、お医者さんはグリーンネイルの治療はできますが、ジェルネイルをオフする技術は持っていません。一方で、ネイリストはグリーンネイルの治療はできませんが、ジェルネイルをオフする技術を持っています。

 

 

つまり、お客様にグリーンネイルの症状が見られたら、ネイリストがジェルネイルをしっかりオフする。そして、そのあとはお医者さんにグリーンネイルの治療をお任せする。このような役割分担になります。

 

【2】グリーンネイルの治療についてアドバイス

 

ただし、ここでひとつ注意点があります。それは、いきなり「病院に行ってください!」とは言わないほうがいいということです。病院に行けなどと言われると、お客様は突き放されたような気分になってしまいます。そして、「このネイリスト、感じ悪い…」と思われてしまい、そこで信頼関係が終わってしまいます。

 

理不尽な感じもしますが、お客様の立場で考えると無理もありません。爪が変な色になってショック。大好きなネイルもできずショック。気持ちが落ち込んでるところで、ネイリストから冷たく突き放される。こんな状況だと、目の前にいるネイリストが悪者に見えてもしかたありません。

 

気持ちを整理する時間が必要

 

グリーンネイルになったお客様に必要なのは、まずは冷静になるための時間です。自分自身で気持ちの整理をして、現状に納得する時間が必要なんです。気持ちが整理できれば、お客様自身の判断で病院に行く決断ができます。それを急かさないことが大切ではないかと思います。

 

なので、とりあえず1〜2週間はネイルなしで様子を見ることを提案してください。もしそこで緑色が薄くなっていけば、菌が徐々に減っていって自然治癒する可能性はあるという説明をします。

 

そして、しばらく経過を見て、緑色が濃くなる(薄くならない)ようであれば、そのときは皮膚科で診てもらう必要があることを説明しましょう。気持ちを整理する時間を与えれば、素直に行動できるはずです。お医者さんの治療を受ければ完治できることを伝えて、お客様の不安に寄り添ってあげてください。

 

グリーンネイルのお客様に対する対処法

  • 爪を覆っているものをすべて外す(ジェル、スカルプ等)
  • しっかり消毒する

そのうえで以下のようにアドバイス

  • 1〜2週間はネイル無しで過ごすようにアドバイス
  • 緑色が薄くなるようなら自然治癒の可能性を経過観察
  • 緑色が濃くなるようなら皮膚科を受診してもらう

 

 

ネイル基礎講座 第6回では、グリーンネイルのお客様への対処法について学びました。いかがでしたか?

 

グリーンネイルは「爪から爪への感染はしない」といわれています。ですが、もしもの場合も考えられるので、ネイリストも施術後に自分の手を消毒しましょう。あと、ファイルなども処分したほうが無難だと思います。


 

ネイル基礎講座 全10回

第7回のテーマ ≫ ネイリストの専門用語

ネイル業界には独特な専門用語がいろいろあります。そのため、ネイリストが使う専門用語を、お客さんは理解できていないかもしれません。私自身の反省も込めてですが、分かりやすくお伝えする工夫が必要かもしれないですね。