【ネイル基礎講座3】爪の色で分かる病気やトラブル(その1)

 

爪を見れば健康状態がわかる?!

 

爪は「健康のバロメーター」と呼ばれています。爪は外側からピンクの部分が透けて見えるため、医療機器を使わなくても「体の異変を察知しやすい部分」だからです。

 

ということで、ネイル基礎講座 第3回では、爪の色から判断できる病気やトラブルを紹介します。ネイリスト検定の筆記問題にもよく出題される部分ですので、これから受験される方は覚えておくとよいでしょう。

 

 

もしお客様の爪に何らかの異常が見られる場合には、必要なアドバイスができるようにしておきたいものです。

 

苦手意識を持ってしまうかもしれませんが、しっかり学んでおくことが大切ですね。


 

医師にお任せしたほうがいいケースについて

 

このページ「爪の色で分かる病気やトラブル(その1)」でご紹介している爪の疾患は、仮に症状が見られたとしても、わざわざ医者に診察してもらうほどではありません。基本的に、ジェルネイルなどの施術をしてもさしつかえないと考えていいです。

 

一方で、次のページ「爪の色で分かる病気やトラブル(その2)」でご紹介する爪の疾患は、一度医師に診察してもらったほうがいいタイプのものです。このケースはネイリストが解決できるものではないので、お客様に説明して医師の診察を受けてもらうようにしてください。

 

「乾燥」による爪のトラブル

爪のまわりに「ささくれ」ができたことが、だれでも一度はあると思います。特に珍しくもないですし、そのままにしておくか、引っ張って取ってしまうことが多いかもしれないですね。

 

じつはそのささくれも「ハングネイル」と呼ばれ、れっきとした爪の疾患です。原因は主に乾燥からなるものですが、放っておくと傷口が炎症したり菌が入り込む原因になります。

 

爪の乾燥を防ぐには、オイルなどの栄養を外側から塗ってあげるネイルケアと、爪に必要な栄養素を摂取する内側からのケアの両方が大切になります。

 

「乾燥・老化」による爪のトラブル

爪が乾燥することが原因で起こる爪のトラブルはそれだけではありません。爪の表面に縦筋が現れる疾患もあります。少し長いですが、医学用語では「ロンギトゥディナルストリエーション」という名前です。日本語では「爪甲縦溝(そうこうじゅうじょう)」と言います。

 

原因は主に乾燥や老化などが考えられます。乾燥に関してはハングネイルと同じように対処することが改善方法です。老化が原因の場合、歳を重ねれば皮膚にシワができるのと同じような現象です。その際は、軽くファイルでで整えてあげることにより、少しは目立たなくなります。

 

「貧血」による爪のトラブル

爪がスプーン状にへこむ(反り返る)症状もよくある疾患のひとつです。これは「スプーンネイル(スプーン爪)」と呼ばれる症状で、日本語では「匙状爪甲(さじじょうそうこう)」と呼ばれています。原因は主に貧血や鉄分不足によるものが多く、まれに遺伝や職業等でなることもあります。

 

貧血にもさまざまな種類がありますが、特に「鉄欠乏症性貧血」の場合にスプーンネイルの症状が出やすいと言われています。この鉄欠乏性貧血は、自覚症状があまりない病気ですので、スプーンネイルになるということは症状がとても重症化しているという合図にもなります。

 

貧血の自覚症状がなかったとしても、爪がスプーン状にへこんでしまったらそれは貧血のサインを体が出しているのかもしれません。レバーなどの栄養を摂取したり、気になる場合はお医者さんに相談した方がいいでしょう。

 

 

ネイル基礎講座 第3回では、爪の色でわかる病気やトラブルについて学びました。いかがでしたか?

 

ちょっとした爪のトラブルも、じつは体の異変の合図なのかもしれません。毎日見る部分だからこそ、何か異変が出ていないかチェックしましょう。


 

ネイル基礎講座 全10回

第4回のテーマ ≫ 爪の色で分かる病気(2)

ネイル基礎講座 第3回では、ネイルしても差し支えない程度の比較的軽めの症状について学びました。一方で、ネイル基礎講座 第4回では、もしかすると病院で診察してもらったほうがいいかも? と思われるような症状についてお話しします。