【Q&A】優秀なスタッフを雇うには

優秀なスタッフを雇うにはどうすればいいでしょうか?

自分がオーナーになったら、スタッフに優秀な人材が欲しいと思うのは当然のことです。ただ、優秀な人材もはじめから優秀だったわけではありません。何の知識もないところからのスタートであることは、どんなに敏腕のネイリストでも変わらないのです。

 

 

優秀なスタッフを雇いたいと思ったら、「新米のネイリストを優秀になるまで育てる」のか、それとも「実務経験を既に積んできて即戦力になるスタッフを雇う」かの二択になります。

 

どちらもメリットとデメリットの両方がありますので、うまく織り交ぜながらやっていくのがいいかもしれません。


 

【ケース1】新米ネイリストを雇って育てる

 

まず前者の場合、これは募集を出せばおのずと人は集まります。あとはいかに優秀なネイリストに育てていくのかが問題になります。

 

ネイリストの中でも、「お金を稼ぎたい」「ネイルが好き」など、動機はさまざまあります。なかには「ただなんとなくかっこいいと思ったから」という理由のネイリストもいるでしょう。

 

同じ新人教育をするのであれば、向上心がありネイルが好きな人を面接で見抜くことが必要になります。どんなにこちらが熱意をもって教えていても、相手にヤル気がなければ成長は見込めないからです。

 

スクールとのつながりで探す

 

もし、自分が通っていたスクールとつながりがあるのであれば、「ヤル気のあるネイリストがいたら教えてください!」と伝えておくとよいでしょう。一度の面接でヤル気を見抜くのはなかなか難しいものですが、スクールの講師であれば生徒さんのネイルに向かう姿勢などはしっかりと見抜いているものだからです。

 

長年の経験から、「優秀なネイリストになるであろう」人材を見抜いてもらい斡旋してもらえば、面接での失敗を避けることができて効率的です。そのためにも、卒業した後もスクールとは常にコミュニケーションをとっておきましょう。

 

 

それとは逆のケースで、新人を任せたいとスクールの方から依頼がくる場合も考えられます。このとき、どんなによい人材であっても、自分のスキルが高くなければ新人を教育することはとても難しいことです。新人を育てるために必要なマニュアルを作成し、自分が教育をする側の人間である自覚をしっかりともちましょう。

 

教育する側の人間がヤル気が感じられなかったり、技術があまりにも低レベルすぎれば、下の人間はついていこうと思えません。優秀な人材が欲しいのであれば、自分はそれ以上の優秀さでなければいけないということです。

 

その他、ネイルスクールを自分で開くなど

 

もしもネイルスクールに頼れないのであれば、なんとかして自分で見つけるしかありません。

 

例えば、自分がネイルスクールを開けるくらいの実力があるのであれば、「生徒」を募集して、その生徒を将来の「スタッフ候補」として育てるのもひとつの方法でしょう。つまり、一から技術を教え込み、卒業と同時に自分のサロンで研修して育て上げるわけです。

 

 

この方法であれば最初から上下関係がハッキリしていて信頼関係を築きやすいというメリットがあります。また、技術的なことだけでなく、心構えや細かい作法なども、まっさらな状態から教え込めるのもメリットです。

 

ある意味自分の分身みたいな存在のスタッフを育てることができるので、将来的にフランチャイズ展開するときなどに、心強い存在になってくれるはずです。


 

その他の方法としては、もし自分の身内でネイリストに興味がある人がいるのであれば、ネイリストの道へ勧誘するのもよい方法です。他人と違い、いろいろな融通もきく存在なので、同業になってくれればとても心強い味方になることでしょう。

 

【ケース2】即戦力になるスタッフを雇う

 

そして後者の「既に優秀な人材を雇う」という方法ですが、これにはいくつかの問題点があります。

 

すでにその人なりのスタイルが確立している

 

ひとつは、既に経験を積み自分の技術に自信があるネイリストには、今まで培ってきた知識がありプライドがあります。自分の店のやり方とは合わなかったとしても、それを指摘して受け入れてもらうまでに長い時間を要することもあります。

 

そして、雇う側の人間の技量によっては、上司として認識してもらえない場合も考えられます。どんなに注意していても「私の方が分かっている、できる、知識がある」と思われてしまえば、自分の手に負えなくなってしまうのです。

 

人件費が高い

 

さらに問題になってくるのは、金銭的な面です。新人とは違い、それなりの見返りがなければなかなか折り合いがつかないことが多いのです。新人は多少安い時給制にして、ベテランの優秀なネイリストは歩合にするなど、給料の面でも考えなくてはいけません。

 

 

仮に、雇ったネイリストが非常に優秀で、自分よりも技術が上だったとしても、「このサロンでやっていきたい!」と思ってもらえるような魅力があれば問題はありません。

 

例えば、オーナー自身の「考え方」「人間性」「身だしなみ」「経営スキル」「接客スキル」などや、サロンの「立地」「清潔さ」「コンセプト」「福利厚生」などなど、いろいろな面でスタッフに「ここで働くメリット」を感じてもらえるようにすることが大切になると思います。

 

 

人を雇うということは、その人の生活の一部に大きくかかわることです。ネイリストのためにもよい店づくりを心掛け、常にお客様でいっぱいになるようなサロンにしたいものですね。