【ネイルサロン開業講座5】ライバル店との差別化

 

できるだけたくさんの人に自分の店を知ってほしい、ぜひ自分の店を選んで来てほしい。これは、どのネイルサロンのオーナーも絶対に思っていることです。では、どうすればたくさんの人から愛されるサロンを作ることができるでしょうか?

 

ネイルサロンの数は年々増え続け、お客様はどの店がよいかをあらゆる情報網から調べあげています。「どこに行っても同じ」ということがないネイルサロンだからこそ「技術・接客・価格・店の雰囲気」など、他の店よりもよりよいサロンにしなくてはいけません。そして、それはどのサロンも努力をしているところです。

 

 

今や「ネイルの技術が高いのは当たり前」の時代です。接客態度の悪い店や技術と見あわない価格のサロンなどは、すぐに閑散として消えてしまうのが現状なのです。


 

どこの店も技術の向上や接客マナーの徹底に努め、少しでも多くのお客様を獲得しようとしているなか、同じことをしていては他のサロンとの差別化をはかることはできません。他のサロンはしてないような「心遣い」や「メニュー」をほんの少しプラスするだけで、他店との差がグッとひらきます。

 

「心遣い」による差別化

 

とはいえ過剰なサービスをする必要はありません。施術中にサービスドリンクを出したりする心遣いひとつでもお客様にとても喜ばれます。

 

少し勉強を加え、そのドリンクをハーブティーや美容によいドリンクに変えれば女子力の高い人はそれだけでサロンを選ぶ理由になるのです。乾燥する時期には、のど飴などがすぐ手元に置いてあるのもうれしい心遣いですね。

 

トイレのアメニティーもお客様にとってはうれしいポイントです。ネイルは至近距離で施術を行うため、化粧崩れなどが気になるお客様も多いので、さっと直せる綿棒やミストなどがあったり、急いで来ていただいたお客様には制汗剤などもうれしい心遣いになります。

 

手洗いの場は必ず目に付く場所なので「本日はお越しいただいてありがとうございます」と可愛いメッセージなどがあるのもお店の心遣いが伝わるところです。

 

ネイルの施術後もほんの一工夫でお客様に喜んでもらえることはたくさんあります。最後の仕上げにオイルを塗るサロンは多いですが、その際に軽くハンドマッサージを加えて仕上げるだけで「他の店ではこんなことしてくれなかった」と喜んでくれるお客様がいるでしょう。

 

 

仕上がったネイルの写真を撮り、その場でお渡しするサービスも効果的です。お客様にその写真を自分のネイルアルバムとして保管していただくことによって、これまでのデザインを見返したり友人などに見せる機会ができ、紹介やまた同じ店にいこうというきっかけにつながります。


 

今はネイルをSNSなどにアップしているお客様も多いので、写真撮影をしてあげるのもうれしいサービスです。自分で撮るのと違い、サロンで用意しておいた背景や綺麗に映る角度・照明で撮影をした写真は、仕上がりのネイルを何割にも増して美しく写すことができます。お客様がその写真をSNSにアップしてくれることによって、自分のサロンの宣伝にもなるのです。

 

このように、すぐに実践できるような心遣いひとつでもお客様のサロンの印象は全く違います。そして心遣い以外にも、メニューでの差別化をはかる方法もあります。

 

「メニュー」による差別化

 

美容師の資格を持っているまたはアイリストを雇用し、まつげエクステやまつげパーマを同時に施術できるメニューがあれば、忙しい人や両方を行いたい人にとっての効率が良く、大きなニーズがあります。

 

他にもアロマトリートメントやリフレクソロジー、エステやメイクなど美容に関連することで資格や知識があるものがあれば、トータルビューティーとして他店との差別化をはかることができます。

 

美容関連以外にもフラワーアレンジメントなどの知識があれば、サロンのさまざまな場所にお花をいけることができますし、デコの資格があれば、携帯などのデコレーションをいっしょにメニュー化するのもよいでしょう。

 

ネイルのエデュケーターや講師の資格があるのであれば、サロンの他にスクールとして展開していくこともできます。ネイルを施術してもらうだけでなく、セルフとして自分でも知識を持ちたいと思っている人は意外に多く需要があります。

 

 

少数派ではありますが、占いやフードアドバイザー、収納アドバイザーとネイルを組み合わせている人もいるみたいですよ! ネイルの施術をしながら、お客様の悩みやライフスタイルに対して提案をするわけです。いろんなアイデアがあるんだなーって感心しちゃいます。


 

このように、ネイル以外の過去に取得した資格や勉強した知識で、活かせるものはどんどん取り入れていくことで、自分だけのオリジナルのおもてなしが考えられます。ネイルをするだけでなく、何かプラスアルファーを組み込むことで、サロンの需要は一段と高まります。

 

ただしこれには、需要のある年齢層や地域性が噛み合わなくてはいけません。自分のサロン近郊にどのような店があり、どのような店が需要があるのかをしっかりとリサーチする必要があります。地元でサロンをおこなうのであれば、知人やネットワークを使い情報収集するのが効果的です。

 

「他のサロンよりも居心地がよい・またこの店に来たい」と思ってもらえる魅力的な心遣いやメニューを取り入れ、ライバル店との差別化をはかりましょう。

 

 

ネイルサロン運営講座 第5回では、ライバル店との差別化について学びました。いかがでしたか?

 

お客様はただ単にネイルをきれいにしたくてネイルサロンにくるのでしょうか? それとも…? よく考えるべきポイントですね。


 

ネイルサロン運営講座 全17回

第6回のテーマ ≫ イニシャルコストの試算

ネイルサロンの経営者になるなら、お金の話は避けて通れません。誰かに任せてどうにかなる話ではありません。特に最初のうちは、自分で数字をはじいて、自分で全て把握しないとダメなんです。ということで、まずはイニシャルコストについて考えてみましょう。