【ネイルサロン開業講座12】設備、什器、備品の手配

 

ネイルサロンを開業するにはそろえなければいけない設備や什器(じゅうき)があります。これは予算の問題がありますので、最低限の範囲でそろえる方もいればこだわりの物を全てそろえる方までさまざまだと思います。

 

机・椅子

ではまず、ネイルサロンを運営していくのに、必ず必要なものは何でしょう? それは「机・椅子」です。お客様は最低1時間は座って施術を受けます。直接床に座っての施術は負担がかかるため、どこのネイルサロンも椅子と机での施術になります。

 

ネイルをするための机と椅子に必要な条件として、高さは手を置いて施術に支障が出ないものがよいでしょう。極端に高すぎたり低すぎたりしなければ、だいたいの机は大丈夫です。

 

次に机の大きさですが、通常の勉強机くらいの大きさだとネイル用品やUVライトを置いたときに狭く物が落下してしまうことがあります。自分とお客様との距離が遠いのも施術をする際に支障が出ますので、長方形である程度の広さがあるものを選ぶとよいでしょう。

 

 

机は材質に関しても気を配った方がいいみたいです。というのも、ネイルの薬品はプラスティックも溶かしてしまうものがたくさんあるからです。

 

万が一薬剤をこぼしてしまっても変質しないような材質で、塗料などが溶けてしまうものやあまり吸水性がよいものは避けた方がいいかもしれないです。


 

照明器具

次に、あったほうがよいものとして、机に備えられる照明器具です。部屋の明かりだけでは、手元が暗く見づらいことがあるのでこれもあった方がよいでしょう。UVやLEDジェルが硬化してしまわないように、ライトの素材と使用するジェルの相性を確認してから購入しましょう。

 

チップ台

チップのサンプルを飾るチップ台の設置もサロンのカウンセリングのときに役立ちます。各テーブルごとに置いてあるところもあれば、店に大きく1つ飾ってある店もあり、展示のしかたはさまざまです。透明なアクリル板などに貼るサロンもありますが、おしゃれな写真たてや額縁などを使用してチップを飾ると、とても見栄えのよいものができます。

 

待合室の備品

お客様の待合室を設ける場合はソファーやテーブル、雑誌を収納するマガジンラックなども必要になってきます。自分のサロンコンセプトに合うもので、お客様が不快に感じない素材を選びましょう。

 

ポリッシュなどを導入するサロンの場合は、乾くまでの間待ってもらう場所として使用することも考えらますので、あまりふわふわしていてお尻が沈んでしまうものは避けた方がよいです。

 

作業用の備品

その他の設備として、ネイル用品を整理するための棚やワゴン、消毒器やステリライザーなどがあります。施術中の効率を考えると、一回一回席を立って棚に行くのではなく、毎回使用するようなネイル用品はすぐ手に届く所に置いてある方がよいですね。机に引き出しが備え付けてあるものを選ぶか、移動できるようなワゴンがあると便利です。

 

衛生面を考えると消毒器はとても重要です。ネイルは直接皮膚を触りますし、万が一にも出血などをした場合に感染症を防ぐ目的において消毒などの衛生面は怠ってはいけません。

 

フット類の設備

施術メニューによって異なるものとして、フットバスやフットレスト、その施術のためのリクライニング式チェアー、エアブラシのコンプレッサーなどがあります。メニューに取り入れないものは用意する必要がありませんが、サロンのメニューに取り入れてるのであればフット類の設備には工夫が必要です。

 

実際に椅子に座っているお客様にネイリストが施術をする場合、地べたに伏してフットネイルを行うところもありますが、お客様はそれを不快に思っているという意見がとても多いのです。お客様もリラックスして、ネイリストの姿勢も負担がないような施術ができる環境を整えましょう。

 

 

これらはネイルの問屋でも仕入れることができますし、ホームセンターの家具でも代用することが可能です。ネイル問屋の机類は、ネイルをするに考えられているものが多いので、デスクの下にUVライトを置く所が設置されているなどの利便性がありますが高価なものが多いです。自分の予算を考慮して、どのようなものにするのかを考えてみましょう。


 

一般的な備品

ネイル関係の設備以外にも電話機やコピー機、空気清浄機などオフィスとして必要なものもあります。お客様へのサービスとしてウォーターサーバーを設置しているところも最近では多く見られます。

 

家電関連は購入すると高価になることが多く、メンテナンスも大変なことからリースで契約するサロンも少なくありません。全ての物を購入してそろえるのではなく、リースや中古の業者などを探し、コストダウンできるところは工夫するのもひとつの手です。

 

業者によって価格の差がとても大きいので、自分が足を運べる店は実際に見に行ってみたり、インターネットを使って探すなど、ここは手間を惜しまずにしっかりとリサーチをした方がよいでしょう。

 

 

ネイルサロン運営講座 第12回では、どういった設備や備品を手配したらいいかということについて学びました。いかがでしたか?

 

ネイルサロンの運営に必ずないと困るものもあれば、必要に応じて買いそろえればいいものもあります。予算に応じて優先順位の高いものからそろえていきましょう。


 

ネイルサロン運営講座 全17回

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ネイル用品はどこで仕入れればいいでしょうか? 経営者としてはコストのことが気になりますし、プロネイリストとしては品質や安全性のことが気になりますよね。ここでは、一般的なネイルサロンで利用してる仕入先をいくつかご紹介します。