【ネイルサロン開業講座11】施術台やソファーなどの配置

 

サロンの場所や内装が決まったら、次は何をどこに置くのかを考えなくてはいけません。実際に家具を動かすのは重労働になるので、まずは紙に書いてみるとよいでしょう。このときに気をつけなければいけないのは、「見た目と効率」です。

 

お客様の導線設計

 

 

迷路のように入り組んでいたり、物がゴチャゴチャしていては移動の効率が悪く見た目がよくありません。まず入口からお客様が来店し、どこに誘導するのかを決めます。


 

待合のスペースを作るのであれば、そこに椅子またはソファーが必要です。ネイルの施術台を通り越して待合に案内するのはとても不自然なので、だいたいは入口のすぐ近くに置くことが多いです。待合を設けないのであれば、入口から施術台に移動する際に他のお客様が不快に思わないように施術の机を並べる必要があります。

 

ジェルを使用するサロンであれば、服の繊維が混入しないかも神経を使うところだと思いますので、お客様が他の施術中の付近に接触しないでいいような導線を考えましょう。

 

施術スペースから移動するのは帰宅のときとトイレだけなので、玄関から待合、そこから施術スペース、そしてトイレと出口の移動経路が円滑に移動できるかを考えて配置するとよいでしょう。

 

スタッフの導線設計

 

お客様よりも動き回るのはスタッフです。施術スペースからお出迎え、ケアの際の水汲み、溶剤などを取りに行くなど、意外に店の中を行き来します。このとき、お客様が不快に思わないように工夫する必要があります。

 

例えば施術してる近くを何度も何度も行き来されればお客様は落ち着きません。そこで、施術スペースの中で入口側をお客様の移動できる範囲、反対側に溶剤類の棚や水道も完備してスタッフの移動する範囲と分けることにより円滑に動くことができます。スタッフが休憩するバックルームも極力お客様が通らないところにしましょう。

 

サロンの基本はお客様がリラックスしてくつろげることです。人の出入りが激しい場所などでは、落ち着いて施術を受けることができませんので十分に配慮しましょう。

 

各種配置位置の注意点

 

この際、窓の位置も重要になります。日が差してまぶしい、風通しをしていたら外の雑音がうるさいなどが考えられます。直射日光が当たるとジェルが硬化してしまうなどのトラブルも考えられますので、窓の位置を把握し施術や接客に支障がないように考慮しましょう。

 

 

お客様同士の間隔が極端に近かったり、目が合ったりしないように机の向きにも気をつけた方がいいかもしれないですね。実際に自分がお客様になった気分でシミュレーションしてみたほうがよさそうです。


 

ジェルとスカルプの両方がメニューに入っているサロンの場合は、スカルプのダストがジェルに混入しないように施術場所を工夫するか、もしくはパーテーション・カーテンなどを置く必要があります。半個室にしてしまうことでお客様も他のお客様の目が気にならなずにリラックスできるというメリットもあります。

 

スタッフが動き回りやすくて尚且つお客様もリラックスできるような配置を考えましょう。

 

デッドスペースの有効活用など

 

ある程度の配置が決まったらそこからデッドスペースを見つけ、収納などに有効活用できないか考えてみましょう。全ての家具をそのまま置くとどうしても狭く閉鎖的な空間になりがちです。あえて見せる必要のないもの(掃除道具や備品のストックなど)は、あまり目につかない場所に収納しましょう。

 

必要なものだけを置いたシンプルな空間も清潔感があってよいですが、自分のサロンのコンセプトをひとつ決めて統一したインテリアを配置するとおしゃれなサロンになります。アジアンテイスト、ハワイアン、和風、ヨーロッパ調などそのコンセプトに合わせた観葉植物や小物を置くことで、目で見て癒される空間を演出するとよいでしょう。

 

配置を考えるとき一番は「自分がお客としてサロンに来たら」と考えてみるとよいです。こういう場所にものがあったら邪魔かも、こんな小物があったら癒されるかも、とお客様の目線で考えることで、また来たいと思ってもらえる素敵なサロン作りを行いましょう。

 

 

ネイルサロン運営講座 第11回では、施術台やソファーなどの配置場所を決めるときの考え方について学びました。いかがでしたか?

 

大きな家具類の配置場所を決めるときは、お客様をどのように動かすか、そしてスタッフをどのように動かすか、導線設計が必要になるということですね。


 

ネイルサロン運営講座 全17回

第12回のテーマ ≫ 設備、什器、備品の手配

ネイルサロンを開業する際に、具体的にどのような設備・什器(じゅうき)・備品が必要でしょう? 絶対に必要になるものと、後々そろえていけばいいものとあるので、事前にリストアップしておいて、予算に合わせて手配するようにしてください。