【ネイリスト基礎講座9】ネイリストの収入事情

 

ネイリストの月収は? 年収は? 生活できる?

 

ネイリストという職業に、稼げるイメージはないかもしれません。むしろ、お給料の安いブラックな職業というイメージがあるかもしれません。ネイリストになりたいなどと言うと、ご両親やお友達から「生活できるの?」と心配されたなんて話もよく聞きます。

 

ネイリストになるには、スクールや練習にそれなりのお金がかかります。そんな初期投資をして、はたしてそれだけの収入があるのかどうか? 不安になって、一歩踏み出せない人も少なくないことでしょう。

 

 

ネイリストは稼げるのか? ネイリストになって生活できるのか? だれでも気になる部分だと思います。

 

結論から言ってしまうと、お客様に選ばれるネイリストになれば、世間一般の職業よりも稼げる可能性が高いです。


 

ということで、ネイリスト基礎講座 第9回では、ネイリストの収入事情についてお話しします。ネイリストはお給料が安いと思われていますが、必ずしもそんなことはないことが分かっていただけると思います。

 

【1】新人のころのお給料はたしかに安い

 

ネイリストのお給料が安いと思われがちな理由のひとつが「新人の初任給」にあると思います。新人のころのお給料はたしかに安く、サロンによってさまざまですが、相場でだいたい月収15〜20万ぐらいではないでしょうか。

 

最初は教えてもらうことばかり

 

はじめてサロンに就職したら最初は右も左も分からない状態からのスタートです。たとえネイリスト技能検定の資格を持っていても、いきなりお客様にネイルするのはとても危険で難しく感じるものです。

 

そのためまずはサロン内の新人研修を受け、ネイリストとしての実践的なノウハウを学びます。実際のお客様への注意点や接客のしかたなど、検定試験のための勉強とはまったく違う、実践のための勉強です。

 

 

その間は受付で電話や来店したお客様の対応をしたり、先輩ネイリストの技術を見ながら横で道具の片付けなどのアシスタントをします。そして営業時間が終わってから、先輩ネイリストの爪を借りて練習させてもらったりします。

 

お給料をもらいながら勉強できる恵まれた環境

 

サロンによってさまざまですが、ネイリストとしてお客様の爪を触るまでに1〜2週間ほどかけるところが多いです。熱心なネイルサロンだと数ヶ月かけて徹底的に鍛え上げるところまであります。つまり、はじめは「教えてもらうこと」がほとんどなんです。

 

今までスクールでお金を払って教わってきたのが、今度はお金をもらいながら教わるわけです。ある意味、すごく恵まれた環境だと思いませんか?

 

本来お客様にネイルして金銭をもらわないと、「あなたが在籍していることでの利益」は発生しません。それでも今後ネイリストとして活躍してもらうため、サロンはお給料を支払いながら技術を教えてくれるわけです。

 

新人時代の「はじめの頃の給料」は、企業に務めるOLなどと比べると安いかもしれません。ですが、最初はそれでしかたないと思うのですがいかがでしょうか?

 

【2】経験を積んで収入アップ

 

ネイリストは、新卒生からなるよりも、何か他の仕事から転職してなる方がとても多いです。そのため、それまでのお給料と比較すると、ネイリストになった当初のお給料はとても安く感じると思います。でもこれは、あくまでも「新人」の頃の話です。

 

スキルが上がると収入も上がる

 

ネイリストは技術職なので、「スタッフ全員お給料は一律いくら」というサロンはとても少ないです。ひとつの技術ができるようになると○○円アップ、検定の級に応じて○○円アップなど、ネイリスト個人のスキルが上がるごとにお給料が上がっていく「変動制」のネイルサロンがほとんどだと思ってください。

 

 

例えばネイリスト技能検定を取得しているだけで、月に1〜2万の手当がつくお店もあります。さらにはお客様にネイルができるようになり、指名をもらえたら○○円アップとなったり、月に何人指名が入ったかによってもお給料がぜんぜん変わってきます。

 

この間まで新人だったネイリストが、ていねいな技術と接客のおかげで先輩ネイリストよりも収入が多いということが珍しくない職種なんです。

 

1ヶ月に50万円以上稼ぐネイリストも

 

他にもお客様のネイルをたくさんすればしただけお給料が上がる「歩合制」を採用しているサロンもあります。これは、やった分しっかり稼ぎたいネイリストにはピッタリの方法で、1か月に50万以上を稼いでるネイリストもいます。

 

このように、ネイリストの収入はひとりひとりぜんぜん違います。そのため、新人のお給料は安くても、ネイリスト全体の平均的な月収は約30万程度といわれています。こうなれば、一般企業にもひけをとらない金額ではないでしょうか?

 

【3】独立してさらに収入アップ

 

ネイリストという職業は、サロンで雇われるだけが全てではありません。どんどん技術を身につけ、お客様もたくさんつくようになったころには「独立」するネイリストがたくさんいます。理由は、雇われているよりも明らかに「稼げる」からです。

 

独立開業して自分がサロンオーナーになれば、お給料ではなく、サロンの売り上げが自分の収入になります。そのままサロン経営を軌道に乗せて、年収1千万以上稼ぐネイリストもいます。

 

 

さらに「講師」を職業にしてる人は、とても高額な賃金で働くことができます。講師をやるほどのネイリストだと、ネイルの知識だけでなく、たくさんの勉強や経験を積んでいます。だからこそ、需要が高く、価値が高いわけです。

 

普段はサロンワークを行いながら、副業で講師をしてるネイリストもいます。講師の時給は一般に2〜5千円、さらに名前が売れれば1万円以上の時給で働く講師もいます。講師はやりがいがありますし、副収入の金額的にもおすすめです。

 

独立にはリスクがあります。ですが、リスクは避けることができるのも事実です。詳しくは「ネイルサロン開業講座」でお話ししているので参考にしてください。

 

【4】ネイリストの収入はあなたの価値で変わる

 

ネイルという職種は、「自分の価値に見合った収入が得られる仕事」です。そしてその価値を決めるのは年功序列や学歴でなく「お客様」や「ネイルが好きな人たち」です。お客様から支持されればされるほど、ネイリストを目指す人から憧れの存在になればなるほど、あなたの価値は高まっていくわけです。

 

ネイリストは稼げるお仕事

 

有名なネイリストになれば書籍を出すこともあるでしょう。さまざまなメディアに露出する機会もあるでしょう。あなたのがんばりしだいで活躍の幅は無限にあります。そして活躍すればするほどそれは「報酬」としてあなたに返ってきます。

 

ネイリストはお給料が安いブラックな仕事・・・などと、いつまでもそんなことを嘆いているのは、向上心のないネイリストだけです。ネイリストは技術さえあれば、これまでの学歴や性別、今の年齢で何かを差別されることなく、まっとうにあなたの評価をしてくれる職種なのです。

 

 

ネイリスト基礎講座 第9回では、「ネイリストは稼げるのか?月収は?年収は?」という、他ではなかなか聞けないお話でした。いかがでしたか?

 

お客様に選ばれるネイリストになって、収入をどんどん増やしていきましょう。楽しみですね。


 

ネイリスト基礎講座 全11回

第10回のテーマ ≫ ネイリストとして独立開業するために必要な能力

ネイリストとしてある程度経験を積んだら、思い切って独立することを考えてみましょう。最初はこじんまりした店舗でいいので、リスクの少ない方法でぜひ挑戦してみてください。ここでは、独立するのに必要な能力について考えてみます。