【ネイリスト基礎講座8】ネイルスクールの選び方

 

スクール選びが「ネイリスト技能検定」の合否を分ける?!

 

インターネットで「ネイルスクール」と検索すると、かなりの数のスクールが出てくると思います。その中から「自分に合うスクール」を選ばないといけないわけですが、いったい何を基準に選んだらいいでしょうか?

 

 

ネイルスクール選びを間違えてしまうと大変です。なぜなら、ネイリストになる夢がかなわないかもしれないからです。

 

大袈裟に言ってるのではなく、そのくらいネイルスクール選びは重要です。


 

ということで、ネイリスト基礎講座 第8回では、ネイルスクール選びで注意すべきポイントを解説します。将来を左右しかねない重要な問題です。必ず目を通しておいてください。

 

【1】ネイルスクールには2種類ある?!

 

ネイルスクールには、大きく分けて2種類あります。「JNA認定校」「そうでない学校」です。「JNA認定校」とは日本ネイリスト協会(JNA)が認めているネイルスクールのことで、「そうでない学校」とはJNA以外の団体やネイリスト個人が運営しているネイルスクールです。

 

2種類のネイルスクール

  • 「認定校」・・・日本ネイリスト協会が認定するスクール
  • 「そうでない学校」・・・JNA以外の団体やネイリスト個人が運営

※日本ネイリスト協会は、ネイリストの必須資格「ネイリスト技能検定」の主催団体です。つまり、業界で最も権威のある協会と考えていいです。なお現在は、ネイリスト技能検定に関わる業務全般が、新たに設立された日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)に引き継がれています。

 

もしあなたがプロのネイリストを目指しているなら、「JNA認定校かどうか?」を必ず確認してください。プロを目指さないならどちらでもいいですが、プロを目指すのであれば「JNA認定校」を選んでおくと安心です。

 

【2】なぜ「JNA認定校」を選ぶべきなのか?

 

JNA認定校とはどういう学校か? まず、認定校として認められる第一の条件は、そのスクールに「JNA認定講師」が在籍していることです。認定講師は特別な試験に合格した実力者ばかりで、ネイリスト技能検定試験本番で合否をジャッジする試験官も務めるほどです。

 

 

その他にも、JNAの規定を満たした「カリキュラム」が用意されていることや、学校の「設備」がしっかり整っていることなども条件になります。認定校になるには厳しい審査を受ける必要があり、だからこそ認定を受けているスクールは安心感があるわけです。

 

認定校を選ぶメリットは?

 

認定校は講師の技術力に信頼感があります。また、ネイリスト技能検定に対応したカリキュラムも組まれています。プロを目指して学んでいくには最適な環境がそろっていると言えます。

 

JNA認定校を選ぶメリット

  • カリキュラムや講師に対して信頼がある
  • 講師が試験官として情報を持っており、合否の基準を明確に熟知している
  • 毎回変わる試験の内容をいち早く把握して指導してもらえる
  • ジェルネイル検定を普段通っているスクールで受験できる
  • ネイルサロン衛生管理士の講習を自分のスクール受講し取得できる
  • JNA主催のコンペや会員制度に割引がある
  • JNA認定講師を目指すことができる

 

ネイルは趣味? 検定も目指してない? そういう方は認定校にこだわらなくて大丈夫です。ですが、「プロのネイリストを目指している」なら話は別です。「認定校」を選ぶことが、ネイリスト技能検定に合格する近道です。

 

【2】認定校以外で「信頼できるスクールの見分け方」は?

 

信頼度が高いという理由で認定校のことを書いてきました。ですが、家の近くに認定校がない方もいるでしょう。また、金銭的に認定校以外のスクールを検討せざるをえない方もいらっしゃることでしょう。それぞれに事情があると思います。

 

そこで、認定校を選ぶことができない方のために、一般論としての「信頼できるよいネイルスクール」とはどういうところか考えてみましょう。

 

 

何らかの事情で認定校を選べない場合には、次の4つのチェックポイントを参考にしてください。いいネイルスクールが見つかるといいですね。


 

全ての情報がオープンになっているか?

情報がオープンであることとは、具体的には「金額」と「カリキュラム」をチェックしていただきたいということです。スクールに通うには、それなりのお金がかかります。学校によってその金額は大きく異なりますが、入学金・授業料・教材費などさまざまな費用が必要です。

 

その費用があいまいなまま入校してしまうと、聞いていた額と全く違う金額を請求されるトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。そのようなことがないように、事前にしっかりとチェックしておくことが大切です。

 

説明会・体験会を行っているか?

そしてカリキュラムの内容がどうなっているかも、事前に確認しておくべきポイントです。1コマ何時間なのか、何人の生徒に対して講師が何人なのか、トータルで何時間のカリキュラムが組まれていて何級まで見てくれるのか。1週間のうち、自分が通いたい時間や曜日に授業が行われているか。このあたりは学校によって本当にぜんぜん違います。

 

これを知ることができるのが、説明会や体験会です。実際にそのスクールに行き、普段スクール生がどのような講義を受けているのか、講師は熱心に指導してくれるかなどを見学します。そこで金額の説明も行われますので、一番聞きづらいところではありますが、今後に不安が残らないように、分からないところは質問をし、しっかりメモして帰りましょう。

 

過去の生徒の合格率を発表しているか?

よい学校というのは、生徒がたくさん集まります。これは口コミやインターネットを見ての結果ですが、みんな検定に合格したくて入校してるのですから過去の合格率も判断材料のひとつです。

 

何人の生徒が受験して、何人合格しているのか。ここに自信があるスクールなら必ずそれを大々的に発表しているでしょう。10人受験して10人が落ちる様なスクールより1人でも多く合格してる生徒がいる方が授業内容に信頼がおけます。

 

 

講師がJNAの検定をきちんと理解しているか?

「ネイリスト技能検定に対応したカリキュラム」がしっかりと組まれているスクールかどうかもとても大切なポイントです。それにはまず、講師に検定の知識があるかどうかが大事になります。

 

ネイリスト検定は毎年課題が変わりますし、それに向けて練習内容も変わります。講師が検定に合格した経験があったとしても、今の検定と全く同じということはないのです。

 

だからこそ、自分が受ける最新の検定情報にしっかりと対応して教えてもらえるかどうかということは、今後の受験合格に向けてとても大切なところです。

 

ネイルスクール詐欺に注意

 

残念なことに、ネイリストになりたい人の気持ちを悪用して、スクールをうたった詐欺も存在します。多額の金額を支払った後に、スクールがこつぜんと消え、お金が返ってこなかったりするわけです。

 

ネイリストは国家資格ではないので、スクールを開くのに国の許可が必要ありません。どんなに知識のない人でも、どんなに経験のない人でも、看板をかかげれば「ネイルスクール」として開業できてしまうわけです。

 

こういったトラブルを防ぐためにも、事前にしっかり調べて、信頼できるネイルスクールを選ぶようにしてください。しっかり調べる自信がない場合には、認定校を選んでおくのが無難ではないかと思います。

 

【3】「自分にとってよいスクール」の選び方

 

最後に「自分にとってよいスクールか?」というところも調べておきたいポイントのひとつです。いくら評判のいいネイルスクールであっても、もしかすると自分のニーズに合ってないかもしれないからです。

 

 

妥協できないことは何か? 妥協できることは何か? 自分なりに整理しておくと、ネイルスクールを決める段階で迷わなくてすみますね。


 

卒業の条件は?

スクールには、「合格保証」や「補修」が用意されているところがあります。合格保証や補修は、自分の技術に不安がある人には心強い保険になります。

 

一方で、既定の時間を消化したら検定を取得していなくても卒業するシステムのスクールもあります。OLなど、仕事をしながらスクールに通う人によっては、なるべく早くに授業を消化してしまって、後は自分なりに勉強を進めていきたいというニーズもありえると思います。そういうケースでは、すぐに卒業できる方が魅力的かもしれません。

 

1クラスの人数は?

ネイルスクールには「多人数制」と「少人数制」の2種類あります。これは好き嫌いがハッキリ出るところだと思うので、事前にしっかり調べておかないと大変です。

 

多人数制のネイルスクール

 

多人数制のスクールは1つの教室に5人〜10人程の生徒に対して講師が見て回る授業のやり方です。このスクールに向いているのは 大勢の中で切磋琢磨しながらがんばりたい人です。 たくさんの同志に囲まれ、お互いを刺激し合いながら技術を高めていきます。

 

少人数制のネイルスクール

 

では大勢いる中でなかなか手をあげて質問するのが苦手な方に、多人数制のスクールはどうでしょうか? おそらく、いつまでたっても分からないところを消化できず、なかなか技術が上達しないことが予想されます。

 

こういう人に向いているのは少人数制〜マンツーマン指導のスクールです。つまり、1つの教室に1〜3人ほどの生徒に対して講師が教えるやり方です。これならなかなか質問ができない人や、たくさん質問しないと不安な方でも安心して授業に取り組むことができます。

 

就職先の斡旋は?

他にも、スクールを卒業した後に就職先の斡旋があるスクールもあります。講師どうしのつながりで、先々の仕事をアドバイスしてもらえるところもあるでしょう。スクールがネイルサロンも経営していたりするところもあるので、その場合は在学中からサロンワークを経験させてもらえる場合もあります。

 

ネイリスト検定のモデルの斡旋は?

そして、最初はなかなかここまで考えることが難しいのですが、ネイリスト検定には必ずモデルが必要です。実はこれがなかなかにみんな苦労するところのひとつでもあります。

 

爪が生えてれば誰でもよいという訳ではありません。受ける「級」によってさまざまですが、ある程度の条件があるのです。

 

友人や身内がその条件に当てはまりモデルを引き受けてくれる人がいれば問題ないのですが、なかなかモデルが見つからず困っている受験生は少なくありません。そのモデルも、スクールによっては斡旋してくれるところもあります。

 

【4】まとめ

 

スクール選びを失敗し、ネイリストそのものをあきらめてしまう人が実際にいます。自分に合わない教え方のスクールを選んでしまったがために、ネイルそのものが自分に向いてないと思ってしまうのです。なんだか残念なことですよね。

 

ネイルスクールはどこもけっして安い金額で通えるわけではありません。だからこそ、今後の自分の目標や自分のライフスタイルに合わせて、どこのスクールが自分に合っているのかしっかり調べることが大切だと思います。ちょっと大変ではありますが、妥協せず、何件ものスクールを見学するくらいがいいかもしれないですね。

 

 

ネイリスト基礎講座 第8回では、ネイルスクールの正しい選び方について学びました。いかがでしたか?

 

ネイルスクールはいろいろあります。資料を取り寄せるなどして、比較検討してみてくださいね。


 

ネイリスト基礎講座 全11回

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ネイリストは稼げるのか? 特に専業でネイリストをやっていこうと考えている場合には、生活費を十分に稼げるのかどうか気になって当然だと思います。そこで、ネイリストの収入事情について現実的な視点でお話しします。