【ネイリスト基礎講座7】「ネイリスト技能検定」について

 

プロになるには「ネイリスト技能検定」の資格が必要

 

ネイリストとして働くのに、法律で決まった資格はありません。つまり、極端なことを言えば、「私はネイリストです」と名乗りさえすれば、だれでも今すぐネイリストになれるということです。

 

資格がなければ信用されない

 

ですが、実際にはそんなに簡単なものではありません。無資格ではお客様から信用されないからです。もちろん、どこのネイルサロンでも雇ってはくれませんし、ネイリスト専用の問屋などからも相手にしてもらえません。つまり、プロのネイリストになりたいと思ったら、何らかの資格を持っておく必要があるということです。

 

 

ネイリスト業界で最も権威のある資格は、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が認定する「ネイリスト技能検定」です。2級以上を持ってないと、プロとして働くことはできないと考えていいです。


 

ということで、ネイリスト基礎講座 第7回では、「ネイリスト技能検定」についてお話しします。プロを目指すなら「絶対」に必要な資格なので、ネイリスト技能検定の「受験対策」をしっかりやって合格を目指してください。

 

※ネイリスト技能検定(JNEC)以外だと、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が認定する「JNAジェルネイル技能検定」も有名です。プロとして働くには「中級以上」が目安になります。

 

※ネイリスト技能検定は、もともとは日本ネイリスト協会(JNA)が実施・認定していました。2008年に日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)に事業譲渡されて、現在の体制になっています。

 

【1】JNECの「ネイリスト技能検定」とは?

 

繰り返しになりますが、ネイリスト業界で最も有名な資格は「日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)」が認定するネイリスト技能検定です。この資格には3級〜1級のランクがあって、次のように分類されています。

 

求められる能力

1級

トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術および知識

2級

サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術および知識

3級

ネイリストベーシックのマスター、ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術および知識

 

ネイルサロンの求人情報をチェックすると、「2級以上」の検定取得者が募集対象となってることが多いです。つまり、2級以上に合格していれば、サロンワークの基本的な知識や技術を習得していると一般的にみなされるということです。

 

技能検定2級の受験者数は年々増加していて、1回の検定で約5千人の受験生がいます。この人数に対して合格率は「わずか40%」ほど。この合格率を見るかぎり、そこまで簡単な検定ではないことがご理解いただけるかと思います。

 

【2】ネイリスト技能検定の「受験対策」をどうするか?

 

合格率が40%ということは、10人受験したら6人は落ちてしまうということです。100人受験したら60人も落ちてしまいます。つまり、ネイリスト技能検定の2級以上に合格しようと思ったら、それなりの「受験対策」が必要だということです。

 

ネイリスト技能検定に対応したスクールで学ぶ

 

では、ネイリスト技能検定2級に合格するには、どのような受験対策をすればいいでしょうか? 本屋さんに行って、参考書を買ってくればいいんでしょうか? 自己流でネイルを練習すればいいんでしょうか? いや、そんな簡単な話ではありません。個人で、独学でできる受験対策には限界があります。

 

現実的に考えると、最も一般的な受験対策は「ネイルスクール」に通うことです。ネイルスクールでは多いところで400時間ほどの授業を受けます。ここでいったいどんな授業をしているのかというと、まさに「ネイリスト技能検定の資格を取得するための授業」が行われているわけです。

 

ネイルスクール選びが検定合格の分かれ道

 

技能検定の合格を目指すにあたり、大きな分かれ道になるのが「ネイルスクール選び」です。「ネイリスト技能検定に合格する」という目的を達成するためには、「ネイリスト技能検定に合格できるノウハウ」を持ったネイルスクールを選ばないとダメなんです。

 

 

もしネイルスクール選びを間違えてしまうと、技能検定に合格するだけの知識も技術も身につかず、合格できずに終わってしまう危険性があります。特に中小のネイルスクールにありがちなんですが、そもそも技能検定に対応したカリキュラムがなく、しかも教える先生に十分な知識・技術・経験がないなんてことが少なくありません。

 

ネイルスクールの選び方については、次の「ネイリスト基礎講座 第8回」で掘り下げて解説しています。これからネイルスクールを選ぶのであれば、必ず一度読んでおいてください。

 

【3】ネイリスト技能検定2級以上が求められる理由

 

ネイリスト技能検定の資格を取得したら、次はいよいよ就職活動です。どこのネイルサロンでも「技能検定○級以上」と指定されていることが多く、新人を募集するのであれば「2級」、即戦力の経験者を募集する場合には「1級」と指定されたりします。

 

ネイルサロンでは基本的なことは教えてくれない

 

ネイルサロンに就職するのに「ネイリスト技能検定の2級以上」が求められるのはなぜでしょう? それは、ほとんどのネイルサロンで、新人さんにイチから教えるというシステムがないからです。

 

基本的な知識や技術は、すでに持っててあたりまえ。ネイルサロンに就職後は、そのサロンで必要となる応用技術や、接客についてのみ指導されることがほとんどです。

 

基礎的なことは身についててあたりまえ

  • ネイルとはどういう技術があるのか?
  • 爪の名称や病気はどういうものがあるのか?
  • 基本的な筆の持ちかたはどうすればいいのか?
  • ネイル道具の使いかたはどうすればいいのか? 
  • その他

 

ネイルサロンのオーナーは、従業員を雇うとお給料を支払わなければいけません。つまり、人件費が毎月かかってしまうため、入ってから基礎的なことを教えている余裕などないわけです。最低でも「ネイリスト技能検定2級」レベルの人を雇わないと、支出ばかりが増えて経営が成り立たなくなってしまいます。

 

ネイリスト技能検定2級がプロへの第一歩

 

ということで、まずはネイリスト技能検定2級以上を取得しましょう。そのうえで、そのネイルサロンで提供している「応用的な技術」を身につけ、さらにそのサロンが求める水準の「接客」ができるようになってはじめて、ようやくネイリストとしてデビューさせてもらえます。

 

ネイリスト技能検定の試験は、けっして簡単な試験ではありません。ですが、しっかりしたネイルスクールでしっかりと受験対策すれば、最終的には必ず合格できます。資格を取ってからがスタート。夢に向かって、ぜひがんばってくださいね。

 

 

ネイリスト基礎講座 第7回では、ネイリスト技能検定の話をしました。いかがでしたか?

 

プロになるには最低でもネイリスト技能検定2級の資格が必要です。信頼できるスクールに通って、しっかり受験対策してください。


 

ネイリスト基礎講座 全11回

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